動画編集PCに最低限必要なスペックを紹介!CPUやメモリはどれを選ぶべき?

悩める人
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動画編集を始めたいけどパソコンはどんなスペックのものを買えば良いの?

CPUとかメモリとかよく分からないけど最低限必要なスペックを教えて欲しい!

この記事は上記のような悩みを解決する記事です。

この記事では、これから動画編集を始めたい人向けに、動画編集に最低限必要なPCスペックやおすすめのPCを紹介します!

■この記事を書いた人の情報

  • 初心者から動画編集を仕事にして正社員で就業経験あり
  • 月に数百本の動画を制作する部署に配属
  • 制作部署の一部門のリーダー経験あり

動画編集に最低限必要なPCのスペックとは?

動画編集に必要なスペックのポイントは大まかに下記の4点。

  1. CPU
  2. メモリ
  3. SSD
  4. GPU(グラフィックボード)

それでは、それぞれ詳細をご説明いたします。

CPU

そもそもCPUとは?

動画編集用途でPCを選ぶとき、もっとも重要なのがこの「CPU」です。

CPUとは「Central Processing Unit」の略称で、日本語では「中央演算処理装置」と訳され、パソコンには必ず搭載されている重要なパーツです。

マウスやキーボード、ハードディスクなどからデータを受け取り、制御や演算を担当する、パソコンにおける頭脳の役割をもっています。

CPUの性能はパソコンの性能を大きく左右するため、CPUが高性能であるほど動作が早くなるため快適です。

動画編集においても、編集動作の速度はほぼCPUの性能で決まります。

動画編集はかなりパソコンに負荷がかかるため、CPUの性能が低ければ動作が重くなり、作業を進めることが困難になってしまいます。そのため、CPUの性能は高ければ高いほど良いと言えるでしょう。

CPUはAMDとIntelどちらを選べばいい?

CPUメーカーは大きく分けてAMDとIntelがあります。

どちらを選べば良いか悩むと思いますが、動画編集を始めたい方が選ぶべきなのはIntelです。

4Kなどの上級者向けの映像制作に関わる方はAMD Ryzenを選ぶ場合もありますが、AMD RyzenはGPUを内蔵しておらず、別途グラフィックカードが必須になります。

動画編集ソフトの中には内蔵GPUに依存しているソフトもあるので、AMD Ryzenは適していません。

IntelはCPUの市場シェアが大きいので、多くの動画編集ソフトが安定して動作するというのがメリットです。

そのため、GPUを内蔵したIntelのCPUがおすすめです。

動画編集には結局どのCPUを選べば良いの?

最低限の目安としては最新世代のIntelの「Core i5」でしょう。もちろんこれ以上ある方が望ましいですが、予算などの関係でより良いものが選べない場合は「Core i5」を選びましょう。

将来的に4K(2160p、ウルトラHD)の編集も行いたいなら、「Core i7」以上のCPUを搭載しているPCがおすすめです。

Intelの中でも、性能の低い「Atom」「Celeron」「Pentium」「Core i3」などは選ばないように気をつけましょう!動画編集に必要なスペックを満たしていないため、せっかくPCを買っても作業がほとんどできません。

Atom×動画編集はできない
Celeron×動画編集はできない
Pentium×動画編集はできない
Core i5動画編集には最低限
Core i7できればこれ以上を選びたい。
YouTube動画編集などが可能
Core i94Kなどの高画質の編集も可能

メモリ

メモリとは?

メモリは、CPUが処理するためのデータを一時的に記憶する装置です。

例えると「机」や「作業台」のような役割を果たします。

何かの課題に取り組んでいるときに、机の上が広ければ広いほど、書類や筆記用具を置いたり、参考書を置いたりして、作業ははかどると思います。イメージとしてはそんな感じです。

パソコンにおいても、複数プログラムを開いたりするときに作業台のように利用されるので、動作速度に大きく影響します。

動画編集に必要なメモリ容量は?

動画編集には最低限8GBメモリが必要ですが、これだと動画編集ソフトを使っていると他のソフトやブラウザは使えないと考えた方が良いでしょう。

他のソフトを立ち上げたり、ブラウザを使用しながら動画編集するには、メモリ16GBはあった方が良いです。

4Kなどの高画質動画を編集したい場合はメモリも32GB以上のものを購入するのがおすすめです。

4GB×動画編集は難しい
8GB動画編集はできるが、他のソフトやブラウザと一緒には使えない
16GBフルHD動画編集が可能。4Kも簡易なものなら可能
32GB4K動画編集が可能。3DCGも簡易なものなら可能
64GB4Kも3DCGも編集可能。

SSD

SSDとは?

SSD(ソリッドステートドライブ)は、データの読み書きを行う記憶媒体です。

HDD(ハードディスクドライブ)は内部にモーターを搭載していますが、SSDは物理的な動作を行う部分がなく構造がシンプルなため、HDDと比較すると軽量・高い耐衝撃性・省電力などのメリットがあります。

データの書き込み速度や読み込み速度が圧倒的に速いのもメリットですが、HDDよりも価格が高いというデメリットもあります。

動画編集に必要なSSD容量は?

実際SSDの容量も大きければ大きいほど良いのですが、かなり高額になってしまいますので、そこを考慮すると動画編集に最低限必要なSSDの容量は250GBになります。

しかし、動画ファイルは容量が大きいため、250GBだとすぐに容量が一杯になってしまいます。

そのため、おすすめはSSDとHDDの両方を搭載したモデルがおすすめです。

例えば、SSDが256GBでHDDが1TB 搭載されているようなデュアルストレージタイプのパソコンです。

SSDに動画編集ソフトをインストールして、起動や読み込みを速くし、HDDの方に容量の大きい動画ファイルを保存しておくイメージです。

GPU

GPUとは?

GPUとは、Graphics Processing Unitの頭文字をとった略称で、3Dグラフィックスなどの画像を描写する際の計算処理を行うパーツです。

CPUも計算処理を行う頭脳のようなパーツですが、GPUは3D描写の計算処理に特化した頭脳といったイメージです。

動画編集PCにGPUは必要?

動画編集PCにGPUが必要かどうかは人によって分かれます。

要は、動画編集ソフトがグラフィックボードに対応しているかどうかが重要なのです。

グラフィックボードに対応している動画編集ソフトはほぼ全てが有料ソフトです。

「Aviutl」などの無料動画編集ソフトを使用するならGPUは必要ありません。

使用する動画編集ソフトの使用環境を必ず確認して、最適なパソコンを購入しましょう。

動画編集に最低限必要なPCスペックまとめ

以上の内容をまとめると、動画編集に最低限必要なスペックは下記になります。

CPUIntel Core i5以上
メモリ8GB以上(できれば16GB以上)
SSD250GB以上
(できればHDDも搭載したデュアルストレージタイプ)
GPU有料ソフトは必要
(動画編集ソフトの使用環境を要確認)

最後に、実際にいくつかおすすめの動画編集用PCを紹介しますね!

動画編集におすすめのパソコンを紹介

これを参考にご自身の目的あったPCを購入していただけると嬉しいです!

それではまた。

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