佐藤満春さんがパーソナリティをつとめていたbayfm78のラジオ番組「ON8+1(2020年3月24日放送分)」内で、オードリー若林正恭さんが紹介した日本語ラップ楽曲を紹介します。
若林さんは日本語ラップが好きすぎて、5曲しか選べないのが「地獄だった。1000なら選べる」 「24時間できる。」と言っていました。
ちなみに、おそらく他の出演者と熱量が違うのでテレビでは好きすぎて話せないとも語っていました。
では、順番に紹介していきます。
オードリー若林正恭が選ぶ日本語ラップセレクション
スチャダラパー「B-BOY ブンガク」
■中2か中3の時に「100%RAP」というCDが流行って、RUN DMCやNASを聴きながら「日本人のラップの人がいればな~」と思っていた時に、スチャダラパー・ライムスター・キングギドラ・BUDDHA BRANDなどを知り、聴き始めた。
■聴き始めたと言っても当時まだそれほど日本でヒップホップはポピュラーではなく、吉祥寺のディスクユニオンで当時30cmくらいしかなかった日本語ラップコーナーを探した。
■その後、ヒップホップにどんどんハマっていく中で、ターンテーブルが欲しくて吉祥寺のパルコに見に行ったりした。しかし、ターンテーブルは高くて買えなかったので、父親のカセットが2つ入るデッキにスチャダラとライムスターを入れて繋いだりしていた。
■90年代の音が好き。ドラムのスネアとキックの音が重い。
■当時スチャダラパーのBOSEさんがテレビで「院は踏まないんですか?」と聞かれて「なんで踏まないといけないんですか?」と一触即発になった場面を覚えているが、聴いてみるとかなり韻を踏んでいることがわかる。
■高2くらいの時はスチャダラとキングギドラ派で分かれていた。
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NITRO MICROPHONE UNDERGROUND – NITRO MICROPHONE UNDERGROUND
■今聞いてもめちゃくちゃかっこいいマイクリレー。USにウータン・クランというグループがいて、好きで、日本でも証言というマイクリレーの名曲があるが、これを聴いて万歳した。
■この曲のPVで牛丼食べるシーンがあるが、それを見て「ついに俺たちの日常と地続きになった」と嬉しかった。この時は周囲の友達も日本語ラップを聴いていた。22歳くらい。
■長谷川と言う友達がニトロ好きすぎて、スキンヘッドでだぼだぼのジーパンにティンバーランド履いて東八道路の駐車場のところでカスタムした車の横でサイファーみたいなことを2人でやっていた。それを録音して聴いていた。
■若林さんは当時アフロでフード。友達は白い無地のTシャツで皮のダウン。楽しかった。
■衝撃すぎて周囲も何年かニトロしか聞かないみたいになってた。最近活動再開してて嬉しかった。PVがめちゃくちゃかっこいい。
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SALU – THE GIRL ON A BOARD feat.鋼田テフロン
■サトミツは若林さんの車でよく聞いた。
■霜降りの粗品が単語だけで突っ込むのが新しいってなったり、笑い飯さんのダブルボケのような革新的な人が出てくる。日本語ラップもそういうことがおこるから、そこが面白い。
■SALUさんの歌い方ラップの仕方は新しくて、マネっぽい人が沢山出てくるくらい衝撃だった。発明。
■AKLOさんも凄く好きで、AKLOとSALUをクラブに一人で見に行った。生で見とかないと思った。
若い人が沢山いる仲、30代半ばくらいの時一人でロッカーのあたりで帽子深くかぶってみた。
■移動中、日本語ラップをきかないと頭がおかしくなりそうなスケジュールだったから日本語ラップに救われた、これがなかったらやめてた。本当のことを言葉にする人たちだから救われる。
■この曲は、道を車で走ってて見えた看板に乗ってる女の子が芸能界で大人に騙されないで生きて行ってほしいということをラップしている曲。響いた。
■共演したことはないが、ライブやDVDはよく見てる。
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変態紳士クラブ(WillyWonka × VIGORMAN) – 好きにやる (Prod. GeG)
■ラップスタア誕生に出てくれてたWillyWonka君が、少年時代かなりタフな日々を過ごしてきたんだけど、曲を聴くとすごくピュア。ピュアなのがドンって来る。
■キャバクラ嬢が「私も聴いてる」って言ってた。
■最近は年下にやられることが多い、若い子に学ぶことが多い。自己プロデュースの仕方とかもクレバー。
■SUSHIBOYSやTohjiくんも紹介したかった。
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Creepy Nuts – 生業
■DJ松永は天才。クラシックも流行りも取り込んでかましてくる。
■Creepy Nutsは若林さんの希望。健康であってくれればいい。
■日本人初の東京ドームをやってほしい。
■漫才ではCreepy Nutsに負けたくない。
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話の流れで紹介された楽曲
ANARCHY – Drama King feat. Tina
■M-1の前によく聴いていた。ANARCHYさんはギャングスタラップで悪い感じなので、自分は悪じゃないから感情移入できない部分もあるけど、この曲は「いまいち上手くいかねーな」って曲で、その時の自分に刺さった。舞台袖でこれを聴いてから漫才に出て行ってた。
■ケイダッシュステージに入ってからも、楽屋でニトロとか聞いてた。
■芸人でラバーソールやぺちゃんこのスニーカーを入って「ロック好き」と言う感じの人はいるが、ヒップホップ好きはあまりいなかった。多分敗者復活で勝ち上がったM-1 2008の時もANARCHYさんを聴いていた。めちゃくちゃ好きだった。
■ANARCHYさんのオーラはすごかった。
■ある程度生活できるようになってから、その時の曲を聞いたらどうなるの?印象変わるの?という質問に対しては、印象は変わらずその時に戻る。ムカついてた人とか思い出す。
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AKLO “RGTO” feat.SALU, 鋼田テフロン & Kダブシャイン
■SALU・AKLO・Kダブシャインで作ってる曲もカッコいい。名曲。
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KOHH – JUNJI TAKADA
■「ラップはスキルだ」という流行だった中で、ただただ言いたいことを言うスタンスのKOHHに衝撃を受けた。
■「今見ておかなきゃ」とライブ見に行ったら、若い人の圧に圧倒されて後ろで腕組んでライブを見た。
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Beastie Boys – Sure Shot
■Creepy Nutsのラジオは、好きで聴いていたBeastie BoysのSure Shotで始まるのがたまらない。
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OZROSAURUS – AREA AREA
■OZROSAURUSはめちゃくちゃ好き。AREA AREAのPVでマッチョさんがビール瓶を拳でわるとこが強烈に残ってる。
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BUDDHA BRAND – 人間発電所(サトミツセレクト)
■ヒップホップは詳しくなかったが聴き心地が良い。(佐藤満春)
■先輩が歌ってて「その曲なんですか?」と聞いてディスクユニオンに買いに行った。(若林正恭)
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武道館ライブの夢芝居の企画はどう進めた?
日本語RAPから話はそれますが、オードリーのオールナイトニッポン武道館公演で共演した梅沢富美男さんとのエピソードが語られる一幕がありました。
■梅沢さんの事務所から「OKです」と帰ってきたが、どのレベルのOKか分からなくて怖かった。
けっこう梅沢さんのことをディスることになるかなと思っていた。
■トラックをつけてもらって、自分でリリックを書いて梅沢さんの事務所に送ったら「全然OKです。」と帰ってきた。器がデカい。リハの時、初めて梅沢さんの前で歌って「これ怒るかな?」と心配だった。でもそこまでやらないと、80%でってなったらよくないな120%で書こうと思った。
■リハが終わった後「笑うの我慢しないとな」と言ってたから「ああ良いんだ」と胸をなでおろした
ラップスタア誕生でレジェンドたちと共演した思い出
■漫才もラップも、人間の力と言葉の力が合わさってパンチラインになると思っている。
■ステージを見させてもらったが、ANARCHYさんやSEEDAさんは凄い。
■自分の人生を背負って「あの人がいうから良い」というのがラップにもある、それがすごく好き。
■ANARCHYさんは板に立った時の人のアツが凄かった。自分が売れない時から聴いていたから、感激した。
ヒップホップからの漫才への影響は?
■これはある。自分のツッコミや進行は漫才のベースを作るトラックの役割を果たしていると思っていた。
■小室哲哉さんがオードリーの漫才をRUN DMCだと評したことがあって「よく分かってんな」と思った。
最後に
若林さんのヒップホップ、ラップ愛が炸裂するとても熱い放送でした。
曲と合わせてオードリーとしての下積み時代を振り返っていてファンとしては嬉しい内容盛りだくさんでした。
こんなに話すのはこれが最後かもと言ってましたが、まだ紹介したい曲が995曲あると言っていたのでまたこんな放送を期待したいですね。
Creepy Nutsに漫才だけは負けたくないというコメントには笑いました!が、年下もリスペクトできる若林さんの人柄を表すコメントでしたね。
それではまた!
※追記)ついに若林さんがCreepy Nuts ANN0にゲスト出演することが決まりました。DJ松永さんが若林さんへの思い入れを話した放送のまとめ記事はこちらからどうぞ。
2014年にラジオ内で勃発した若林さん(MC差し歯)と春日さん(MC.T)によるビーフについては下記の記事にまとめています。気になる方は是非ご覧ください。
2021年9月7日、星野源のオールナイトニッポンで実現した「Pop Virus feat. MC.waka」についてはこちらの記事をお読みください。
MC.wakaの過去のコラボまとめはこちらをご覧ください。
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